東京都美術館でやっている『ゴッホとゴーギャン展』に行ってきました。
ゴッホファンの私はゴーギャンにいい印象がなく、今までなんとなく嫌悪感を抱いておりました。でも今回の展覧会で、それが覆りました。この二人は真逆の性質を持っており、それゆえ強烈に惹かれあっていたのだということがわかったのです。
「清らかなゴッホ 野性的なゴーギャン」
という私の中の印象も、
「まっすぐなゴッホ 知的なゴーギャン」
に変わりました。ゴーギャンは詩を読むように、想像を広げながら絵を描いたそうです。現実のものと対峙して描くゴッホとは、真逆です。たった二ヶ月の共同生活の中で、ゴッホは発狂し、二年後に亡くなります。なんだかせつなくなりますが、この出会いがあって、お互いの芸術が極められたのも事実です。あ~あ、凄い出会い。いい展覧会だったな。