少年とレモン、緑の海辺

バイト先の短歌をやっている方から、いろんな短歌本を借りて読んでいます。

中でもその方のお姉さまの短歌の本が凄くって、読む度に涙が出ます。そのお姉さまは、大変苦労された方のようで、もがきながらも前に進もうとする姿勢が歌に滲み出ています。そのお姉さまが、数年前にお亡くなりになられたと聞いて、ますます胸が熱くなります。お姉さまは亡くなられたけど短歌は残って、会ったこともない私に伝わっていく。私はその短歌の美しさに感動して涙を流す。死んでも無くならないもの、美しく輝き続けるもの。作品を作るとはそういうことなのかな、そういう意気込みで取り組むものなのかな。美しいものに触れると、今をいつくしんで生きなければならないと、改めて思います。

 

私も美しいものが残したい。誰かの頬を濡らしてみたい。その為には何をすればいいのかな。時間をかけて考えてみたいです。