蜷川実花展

写真をやっている友だちと、蜷川実花の写真展に行って来ました。場所は渋谷のヒカリエ。私はヒカリエに初めて行ったんですが、すごく面白かったです。無料ギャラリーが何個かある8階は、特に面白い。無料でアートに浸れるいい場所を見つけてしまいました。また行こうと思います。

蜷川実花さんの写真は、この世と思えないくらい綺麗でした。発色の良い絵の具で描いた絵、そんな印象を受けました。

 

図書館で借りた新美南吉童話選集『こどものすきなかみさま』を、読みました。挿絵がなんと谷内六郎。可愛らしくって、キラキラしてて、宝物にしたくなるお話ばかりでした。その中で異彩を放っていたのが『かなづち』というお話。これは、新美南吉が童話を書くのを諦めかけた時のものだそうです。この話はちょっと怖くて、棘が刺さるような読後感がありました。新美南吉の童話における真剣さが、ひしひしと伝わるお話でした。それでいて美しいという‥‥なんという、離れ業!

 

古いこどもの本を読むと、内側からホカホカしてくるから不思議です。