おのれの部屋が欲しい病

部屋が欲しい病に、またかかりました。年に何回かかかります。

 

私の作業机は、居間の端っこにあります。まあ当然、居間ですから家族がテレビをみたり、youtubeをみたり、イビキかいて寝たりします。普段はそんな喧騒の中でも、割りに大丈夫なのですが、ネームだけはどうしても出来ません。人の気配がすると、どうしても集中出来ないのです。それでよく、しょーもない喧嘩なんかをします。

 

それで今回も、部屋が欲しい病にかかったというわけです。夫の書斎と、子ども部屋は、動かせないので、今の部屋でどうにかするしかありません。天井にカーテンを吊るす。パーテーションをする。色々考えましたが、結局、横にあったテレビと、小さな本棚を入れ替える、ということに落ち着きました。これでテレビのチラつきから解放されます。散々騒いでおいて、かなり小さな移動となりました。しばらくここで、漫画を描きましょう。儲かったら巨大マンションに引っ越せばいいのですから!ですが、そんな日が、果たして来るのでしょうか‥‥(笑) 

 

今日は何だか天気が不安定で、降ったりやんだりでしたよね。

だけど、夕陽はすごぶる綺麗でした。この色、色っぽいですよね~。自然の色気に脱帽!夏の空が大好きです。しかし不思議です。わたくし若かりし頃は、夏が大嫌いでした。愛するのは、秋と冬の夜だけでした。好きな事が増えるのは嬉しい事ですね。

 

別府は温泉場なので大概の人は、自分の家の温泉に入るか、外の温泉に入りに行きます。やはり皆、温泉好きです。

 

子ども時代、この写真の温泉に友達と毎日通っていました。夜になると裸電球一つが灯る、岩作りの薄暗い温泉です。私ら子どもは、柔くなった石鹸を天井に投げつける、という遊びをよくしました。皆がするので天井は、色とりどりの石鹸だらけでした。そんなこの温泉、なんと今は、歴史文化財!!ここに浸かる事は、もう出来ません。

 

ああ、私は歴史文化財に毎日浸かって、石鹸をぶち投げていたんだな~。ノスタルジーだな~。